フランスでは中国制品に対して、価格が安いが品质はあまりよくないといった印象のほかに、他国のノウハウや技术ををまねただけのものや违法コピー商品と考える意见も少なくない。研究・开発から制造まですべて日本で、高い品质とともに机能や性能も満足がいく日本制品は海外でも评価が高いが、中国がこのように「クリエイター」になるのだろうか。
中国に関する情报记事サイト「Reflets de Chine」では、中国が开発から贩売まですべてを中国国内で行った「100%メイド・イン・チャイナ」制品のクリエイターとなるかについての记事を掲载している。
记事の冒头では、中国国内の予算や経済実态は中国政府の発表によるものだけであり、また事実関系が确认しがたい现状であるが、この先环境保全や农业、ハイテク技术分野などの开発に1兆5千亿米ドルほどの资金が投入される予定と述べている。
开発分野で遅れを取っている中国は実质的には欧米や日本などの下请け的存在であり、これに甘んじて海贼版や伪物を制造している现状から脱却したいという声が中国内でも挙がっているという。
しかし、中国ではエンジニア职や开発职に携われる人材が増えているにもかかわらず、これらの职业は売り手市场であり、失业中のエンジニアも少なくないと述べている。未だに中国の产业は生产が主要で、头脳労働者よりも肉体労働者への需要が高い状况と指摘。このため、人材を活かしきれない状态と伝えている。
また、中国国内にある経済格差も足かせとなっている。数年来、都市部と农村部の経済格差が顕著になってきているが、技术开発职などさらなる「高级职」が诞生することで、これまでの格差がますます広がるという悬念もあるとつづっている。
人民网日本语版(电子版)によると、中国の国家行政学院の周文彰副院长は8月に、中国は2020年には世界的な人材强国になっていると语ったと中国新闻社が伝えた。しかし、中国の人材は世界のトップレベルとはまだ差がある现状だと指摘。
一方、民间企业により6カ国、6000名を対象に行った世论调査で、2020年にどの国が开発技术においてリーダー的存在となるかという质问に対し、中国は27%で一位、続いてインド(17%)、米国(14%)、日本(12%)との结果に达した。ロイターが伝えた。
开発强国になるためには改善すべき问题が多いが、国内にも开発力を高める动きが出ており、国际的にもこれから开発分野が伸びると认识されている中国。开発分野が伸びた场合、これまでとは逆に、中国が技术を输出して欧米をしのぐことになるのだろうかと笔者は问うが、これまでの「开発はほかの国にさせて、制造で储ける」という形から脱却して、开発力が欧米や日本と均衡することになるだけだと考えを述べ、记事を结んでいる